好生館の中川原章理事長(左)に人形を渡した佐賀キワニスクラブの山口健次郎会長(右)と牛津高の生徒=佐賀市の県医療センター好生館

県医療センター好生館に贈られた「キワニスドール」

 子どもたちへの奉仕活動に取り組む佐賀キワニスクラブは23日、県医療センター好生館に「キワニスドール」と呼ばれる人形を贈った。高校生が協力して50体を作製。治療の説明に役立てたり、手術を控える子どもに安心感を与えたりと入院生活の“友達”として身近に寄り添う。

 キワニスドールは身長約40センチの白地の人形で、オーストラリアで誕生した。顔や服を自由に描くことができ、医師が病状の聞き取りや手術部位を説明する場合などにも使われている。慈善団体「国際キワニス」の構成組織を通じて提供され、今回は活動の趣旨に賛同した牛津高服飾デザイン科の生徒が人形を作った。

 贈呈式では、佐賀キワニスクラブの山口健次郎会長が「小児病棟のお子さんや(医師の)先生たちに有効に利用してもらえたら」とあいさつ。好生館の中川原章理事長は「子どもが人形を抱いて心和やかに日々を過ごすことができ、医療従事者とのコミュニケーションにもつながる。本当にありがたい」と感謝を述べた。牛津高3年の川浪春香さんは「糸がほどけないように、心を込めながら丁寧作った」と語っていた。

 佐賀キワニスクラブは2014年に設立。これまで園児のバルーン係留体験や、専門家を招いて子どもの視力に関する講演会などを実施している。

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