2月定例佐賀県議会は28日、自民党の竹内和教議員と県民ネットワークの藤崎輝樹議員が代表質問し、玄海原発の再稼働、諫早湾干拓事業の開門調査といった国策絡みの課題や県政運営の方針などについて山口祥義知事の考えをただした。長崎地裁和解協議で地裁が開門に関する議論の可能性を探る姿勢を示したことに関して、山口知事は「フラットな立場で話し合ってほしい」と注文した。

 諫早湾干拓事業の開門調査問題では、長崎地裁が和解協議で開門を前提としない基金案とともに開門を含めた議論を指示したことを踏まえ、認識を問う質問が出た。山口知事は地裁の指示を「一定評価する」とした上で「宝の海を再生したいという漁業者の純粋な思いを受け止めて開門の議論を排除せず、フラットな立場で話し合っていただきたい」と訴えた。

 玄海原発の再稼働問題については、県内5カ所で開催中の県民説明会、広く意見を聴く委員会や専門部会での意見を参考にするほか、18日に県内20市町の首長との意見交換会を開いて賛否を含む地域の意見を聞く考えを示した。その上で「県議会での議論などを踏まえ、しかるべき時期に知事としての私の考えを示したい」と従来の説明を繰り返した。

 佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画では、在沖縄米海兵隊の利用への不安が県民に強いことを踏まえて「現時点で米軍利用の反対を表明すべき」との質問が出た。山口知事は「大きな論点の一つと認識している」としつつ、「他のさまざまな論点とともに事実関係や県の考え方を整理したものをしかるべき時期に県民や県議会に示したい」と述べるにとどめた。

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