会では、ものづくり企業の担当者が若手技術者の育成などをテーマに意見を交わした=佐賀市のメートプラザ佐賀

 技能伝承に積極的に取り組んでいるものづくり企業の意見交換会(佐賀県職業能力開発協会主催)が、佐賀市のメートプラザ佐賀で開かれた。九州トリシマ(武雄市)など5社の担当者が、若手技術者の育成の在り方や離職防止策などについて論議を深めた。

 佐賀新聞社の富吉賢太郎専務編集主幹が進行役を担当。戸上電機製作所(佐賀市)の古藤賢治氏は「現代の名工」に選ばれた熟練技能者らに若手の指導役を任せていることを示し、「単に『先輩から学べ』といっても技能伝承は進まない。ものづくりのこつや面白みを、会社の制度として若手に伝える仕組みづくりが大切」と話した。

 東亜工機(鹿島市)の渕上政徳課長は工場内に技能習得道場「錬磨」を6年前に創設したことを紹介。「鋳造や機械加工などの基本技術の指導が徹底して受けられるようにしている」などと語った。

 会には、県内のものづくり企業から約100人が参加した。

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