大学の学費無償化について自分の考えを述べる1年生

授業に耳を傾けながらワークシートに書き込んでいく1年生

 高校生にも身近な問題が、政治と密接につながっていることに気づき、選挙や政治に関心を持ってもらおうと、1年生の授業では「大学の学費無償化」をテーマに行った。

 賛成が半数以上を占め、理由として「所得の低い家庭でも行けるようになる」「家計への負担が減る」などが挙がった。反対派は、「目的意識を持って進学するには授業料が必要」「国の借金が増える」などと意見を述べた。

 互いの意見を聞いた後、授業料を大学卒業後に払う「出世払い」制度に関する記事を佐賀新聞社の中島佑子記者が紹介。無償化に必要な巨額の費用をどう賄うか、政府でも議論が深まっている現状を伝えた。

 ここで冒頭の問いを再び投げかけると、10人ほどが、賛成から反対に意見を変えた。移動した生徒は、「目的を持って大学へという意見に感動した」「国民の負担が増えると聞いて共感した」と、違う意見を聞いて考えを変えていた。

 授業を終え、一貫して反対の立場を取った佐々木晃希さんは「結局、費用を負担するのは自分たちなので反対だが、賛成の人の意見も参考になった。高校生でも大人に近い考えを持とうと思った」と語った。

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