決勝・サガン鳥栖U-15-柏レイソルU-15 後半27分、鳥栖のDF中野伸哉(右)がゴールを決め、2-0と突き放す=帯広の森陸上競技場(十勝毎日新聞社提供)

 第32回日本クラブユースサッカー選手権U-15大会は24日、北海道帯広市の帯広の森陸上競技場で決勝があり、サガン鳥栖U-15(九州第1代表)が柏レイソルU-15(関東第1代表)を2-1で下し、初優勝を果たした。

 鳥栖は前半29分、MF佐藤聡史のミドルシュートで先制。後半27分にDF中野伸哉のゴールで追加点を奪った。直後にセットプレーから柏に1点を返されたが、一丸でリードを守り切った。

 大会のMVPには鳥栖の佐藤が選出された。優秀選手に選ばれた鳥栖のDF末次晃也ら6人は9月10日に愛知県で行われるメニコンカップ日本クラブユース東西対抗戦(U-15)に出場する。

 ▽決勝

鳥栖 2 1―0 1 柏

     1―1

▽得点者【鳥】佐藤、中野【柏】新保

【個人賞(サガン鳥栖U-15関係分)】

 MVP 佐藤聡史▽得点王 田中禅、佐藤聡史=7得点▽優秀選手 末次晃也、相良竜之介、田中禅、佐藤聡史、中村尚輝、中野伸哉

■プレス緩めずリード守る

 「目標とした日本一が達成できてうれしい」。サガン鳥栖U-15の末次晃也主将は穏やかに笑った。

 前半は序盤からボールへの寄せが早く、柏レイソルU-15の選手に思うような攻撃をさせなかった。主導権を握った29分には田中禅、西村洸大とパスをつなぎ、最後は佐藤聡史が左足を振り抜いてゴールにたたき込んだ。30メートル超の豪快なミドル弾にも佐藤は「1人目をかわした瞬間にシュートを選択した。30メートルぐらいは自分のシュート範囲と思って練習してきたので」と涼しい顔だった。

 後半は柏の厳しい攻めにも、ペナルティーエリア内でDFの末次主将が身を投げ出してシュートブロックし、GKの永田優斗はボレーシュートやセットプレーに素早く対応した。しのぎ続ける一方、27分にはセカンドボールを細かくつなぎ、田中禅がDFを引きつけ、フリーの左サイドの中野伸哉へ。左足で確実に決めた。1点を返されたものの、最後まで集中力は途切れなかった。

 5月初旬のJFAプレミアカップでは1次ラウンドで名古屋グランパスU-15に敗れ、決勝ラウンドに進めなかった。末次主将は「その後の練習で、個人個人が名古屋に勝てるのかと自問しながら取り組んだ結果、レベルアップにつながった」と振り返った。今大会得点王の佐藤は「チームを一番に考えているが、(田中禅ら)仲間に負けたくない気持ちもある」と強いライバル意識も向上を後押しする。12月の高円宮杯全日本ユース(U-15)選手権との2冠へ、さらなる成長を誓った。(十勝毎日新聞社提供)

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