関西電力高浜原発(福井県高浜町)で過酷事故が起きたとの想定で、広域避難訓練が27日実施された。国や福井、滋賀、京都各府県と兵庫県を含む関西広域連合が主催した。約150の関係機関や原発30キロ圏の住民ら約9000人が参加し、うち福井県の約230人が兵庫県に避難。国内の原発訓練での県外避難者は最大規模となった。

 昨年12月に政府が了承した広域避難計画の実効性を確認するのが狙い。福井県によると、4府県が絡む訓練は初めて。県外避難者は行政の車両で兵庫県の宝塚市や三田市、丹波市まで最大約130キロ移動。屋内退避訓練には福井、京都の住民計約6000人が参加した。

 午前6時に若狭湾沖で震度6弱以上の地震が発生し、放射性物質が放出されたと想定。熊本地震を教訓に、倒木で通行できなくなった県道で障害物を取り除く訓練も実施した。

 政府の避難計画了承は事実上、再稼働手続きの一環となっている。

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