記者会見するJR九州の青柳俊彦社長=28日午後、福岡市

 JR九州の青柳俊彦社長は28日、乗客数の減少傾向が続く地方路線に関し、路線網を維持するために大胆に経費削減を進めていく考えを表明した。「(地方路線の)収入増は望めない」と強調し、将来も採算割れが続いた場合は、鉄道以外の方法で輸送サービスを維持できないか検討する考えを初めて示した。

 青柳社長はこの日福岡市で開いた記者会見で「安全性を確保しながらコストカットを進める」と述べた。赤字路線に関しては「すぐに廃止することはない」としながら「存続が困難な場合は、沿線住民と一緒に何が良い方法か考えたい」と述べ、バス輸送などの切り替えなども排除しないことを示唆した。

 JR九州は昨年10月の上場を受けて鉄道の合理化策を強化しており、青柳社長は、その第1弾として3月4日のダイヤ改正に合わせ、日豊線の大分-宮崎空港(213キロ)の特急15本に車掌を乗せない「ワンマン特急」を導入することを正式表明した。

 このほか駅の無人化や車両の保守点検の機械化を検討しており、採算性の改善を目指す。【共同】

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