鳥栖の不動のエース、FW豊田がステージ優勝へ大きな弾みとなる値千金の決勝弾を放った。今季11点目は上位2チームとの勝ち点差を「1」に縮める一撃。「しっかりと勝つことができて良かった」と胸を張った。

 後半19分。MF福田がパスカットして蹴り出したボールにタイミング良く走り出した。相手DFを背負いながらドリブルで持ち上がると、コースを消しに飛び込んだDFをフェイントでかわし、さらにGKの股を抜いてゴールを奪った。

 「イメージ的には今季開幕戦の岡田のゴールに近い」と豊田。「シュートの2タッチ前ぐらいから打とうと思っていたけど、相手が寄せてきていた。いつもより冷静にいけた」と満足げだ。

 前節の磐田戦は幾度かの決定機を決めきれず、手痛い引き分けとなった。それだけに「取り返すためにしっかりやっていきたい」との思いはいつも以上だった。この1週間で「メンタルをいい状態まで持ってこられた」と自信を持って試合に臨み、ここ一番で大仕事をやってのけた。

 この日川崎と浦和が敗れ、ステージ優勝も射程圏内に入ってきた鳥栖。「台風の目」ではなく、強さが本物であることを示してきている。それでもエースは「あと2節でシーズンが終わるならすごく意識したい。ただ、まだまだある。相手に『勢いがある鳥栖は嫌だ』と思われるように」。悲願のタイトル獲得に向けてさらに勢いを加速させていくつもりだ。

 試合後のお立ち台。豊田はスタンドに呼び掛けた。「強い僕たちが、さらに強くなるような後押しをしてください」

■鳥栖・フィッカデンティ監督の話 いい試合だった

 後半はシュートを打たれたかなと思うくらい、こちらが攻めていた。いい試合だった

このエントリーをはてなブックマークに追加