ロボット研究の現状や将来の展望などについて講演した石黒浩氏=佐賀市文化会館

企業担当者の指導で銅板で昆虫をつくる子どもたち

■1000年後、人間は肉体を機械化

 大阪大大学院特別教授で世界的なロボット研究者の石黒浩氏の講演会(佐賀新聞社・県共催、学映システム特別協賛)が27日、佐賀市文化会館であり、学生や市民ら約500人が、アンドロイド開発の現状や将来の展望に興味深く聞き入った。隣接する県総合体育館では、ものづくりへの関心を高める「SAGAものスゴフェスタ2016」(県など主催)が始まり、来場者はものづくりの魅力を満喫した。

 石黒氏は「アンドロイド(知能ロボット)と未来社会」のテーマで講演。自身にそっくりなロボット「ジェミロイド」などを紹介し、人間型ロボットが好まれる理由として「人間の脳は人型に関わりやすくなっている」などと説明した。またロボットの社会進出が今後も進むとの認識を示し、千年後の未来には「人間は生命の限界を超えて進化し、脳をコンピューターに移植し、肉体を機械化している」などと予想した。

 ものスゴフェスタは、体験イベントを通じて、ものづくりや産業教育への関心を高め、県内製造業の振興につなげようと、初めて開催。会場内では、県内企業や県関係機関など41団体が、それぞれの技術を生かしたブースを出展。全長5・4メートルの巨大恐竜ロボットを操作できるコーナーやドローンの操縦体験ができるシミュレーター、銅板を使った昆虫製作などがあり、人気を集めた。

 また「県高校生産業教育フェア」も併せて開かれ、県内の実業系高校25校の生徒らが、子ども向けの体験コーナーなどを開いた。

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