日本酒のイベント「鹿島酒蔵ツーリズム」の舞台にもなり、伝統的な町並みが続く肥前浜宿。本年度は景観の整備などに着手する=2015年3月、鹿島市浜町

■鹿島市 第6次総合計画を加速化

 鹿島市の一般会計当初予算の総額は128億7900万円。大型事業が終了したことなどで、前年度同期比は5・3%減。市は昨年スタートした「第6次総合計画の本格化、加速化」を掲げ、定住促進や子育て支援などの実現・充実に向けて地方創生に沿ったまちづくりを目指していく。

 肥前浜宿など鹿島市全体の景観づくりをしていくために「歴史的風致維持向上計画」の策定経費として672万円を予算化。さらに、肥前浜宿地域おこし協力隊事業には338万円を計上する。このほか、伊能忠敬大図派遣事業(111万円)や鹿島市緊急農業振興プロジェクト事業(1207万円)などを進める。

 継続事業は「道の駅鹿島」の整備。駅敷地内に新たに干潟交流館を建設する予定で、29年度は実施設計と一部建設で1億1669万円を計上している。また、祐徳稲荷神社の門前地区、JR肥前浜駅の整備事業に着手するなど、拠点地域を連携して整備していく。さらに、子育て支援策として、ファミリーサポートセンター事業に315万円。

 歳入は、市税が前年度当初比1・4%増の29億6793万円。地方交付税は2・7%減の36億5千万円を見込み、国庫支出金も17億8795万円で1・3%減となりそう。市債依存度は昨年から横ばいで6・9%のまま。寄付金はふるさと納税に力を入れたことや、サイトを使ったPRの効果が出てきたことで約1億円と大幅に増えた。

 市企画財政課は「鹿島の特色が見える事業を計画にのっとり着実に進めていきたい」としている。

 ◇主な事業◇道の駅鹿島整備事業=1億1169万円▽歴史的風致維持向上計画事業=672万円▽肥前浜宿地域おこし協力隊事業=388万円

■太良町 定住促進へ住宅購入など

 太良町の一般会計当初予算は、前年同期比29・1%増の71億8千万円。子育て支援の充実を図るとともに、定住促進に向けた計画も進めていく。

 歳出では、29年度に完成予定の給食センターの建設事業に3億4412万円、定住促進住宅購入費に3億1804万円。子育て支援は入学祝い金(171万円)、卒業祝い金(267万円)などを継続する。好評だった来TARA得する太良町周遊事業も続け、本年度から新たに、若者健診・胃がんリスク健診や新生児聴覚検査費助成も始める。

 歳入は、町税が前年度比4・6%増の7億2046万円。目をひくのはふるさと納税の寄付金で8億円を見込んだ。町債発行額は21%増の6億2730万円となっている。

 ◇主な事業◇定住促進住宅事業=3億1804万円▽給食センター建設事業=3億4412万円▽若者健診・胃がんリスク健診=534万円

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