いもじの材料となる水イモの皮をむく参加者=鳥栖市の若葉まちづくり推進センター

出来上がった「宿場めし」。左上から時計回りに、あずき白玉、いもじ、シジミのみそ汁、白おこわ

 江戸時代に長崎街道の宿場町で振る舞われた「宿場めし」を再現する料理教室が26日、鳥栖市萱方町の若葉まちづくり推進センターであった。主婦ら16人が、1時間かけて4品を作り全員で会食。味を堪能した後は、長崎街道の歴史を学び、歴史と食文化を体験していた。

 再現した宿場めしは、福岡県筑紫野市にあった山家(やまえ)宿の名物で蒸したもち米の上に煮詰めた鶏肉をのせた「白おこわ」や、佐賀地方の夏場の日常食だった水イモの酢の物「いもじ」、市内を流れる川のどこでも取れていたというシジミのみそ汁、あずき白玉の4品。

 講師役を務めた長崎街道ボランティアガイド元気隊(大石良成隊長、25人)のメンバーは「当時の旅人にとっても、各土地のごちそうが一番の楽しみだったはず」とあいさつした。

 毎年10月に開かれる長崎街道祭りで茶屋娘をしている同市神辺(こうのえ)町の長野敏子さんは「こんなすてきな料理を食べていたなんて。かしわをうまく利用した白おこわなど、どれもおいしく感動した」と話していた。

 主催した若葉まちづくり推進センターは次回、昭和のころの郷土料理教室を計画している。

このエントリーをはてなブックマークに追加