陶器市会場内をバグパイプとドラムを演奏しながらパレードするジョージ・ワトソンズ・カレッジ・バグパイプバンド

来場者にインタビューする山口愛未さんと撮影する松尾水青さん=有田町東出張所前広場

匠の技が光る作品が並ぶ伊万里・有田焼伝統工芸士会展=有田町の佐賀県陶磁器工業協同組合

 29日に開幕し、焼き物ファンでにぎわっている有田陶器市。バグパイプの演奏など多彩なイベントや、有田焼の世界を紹介する展覧会で盛り上がりを見せ、その様子を地元の高校生が動画配信している。

■バグパイプ本場の音色 スコットランド24人がパレード

 ○…英・スコットランドの伝統楽器バグパイプの独特の音色が30日、会場内に響き渡った。

 演奏したのはスコットランドの首都エディンバラにある総合学校「ジョージ・ワトソンズ・カレッジ」バグパイプバンドの24人。キルトと呼ばれるチェックの巻きスカートに身を包み、JR上有田駅近くから有田駅までの約4キロの道のりを演奏しながらパレードした。

 バンドは世界選手権で何度も優勝した実力の持ち主。買い物客や店員がしばし手を休めて本場の音色に聞き入っていた。

■魅力発掘、全国配信 有田工高放送部が動画取材

 ○…有田工業高放送部の山口愛未(まなみ)さん(デザイン科3年)と松尾水青(みせい)さん(同2年)が、会場内の様子やイベントを動画投稿サイトを使って全国発信している。有田焼文様のフェースペインティングに挑戦するなど、高校生の視点で臨場感たっぷりに伝えている。

 動画はニュース形式で1本5分程度。日々の出来事を毎日編集している。リポーター役の山口さんは「面白いイベントを紹介して陶器市の魅力を伝えたい」と会場内を駆け回っている。

 動画投稿サイト「YouTube」の佐賀新聞公式チャンネルで視聴できる。4日まで毎日更新する予定。

■匠の技魅了 伝統工芸士や作家ら作品展

 ○…伊万里・有田焼伝統工芸士会作品展と有田陶芸協会展が、有田町外尾の佐賀県陶磁器工業協同組合で開かれている。歴史の中で磨かれてきた高い技術で訪れる人を魅了している。

 伝統工芸士は約30人が、長い修練で身に付けたろくろや絵付けの職人技を発揮した大皿や酒器などを展示。会場では実演もある。陶芸協会では人間国宝の今泉今右衛門さんや井上萬二さんら21人が香炉を出品した。

 同協同組合展示室のリニューアルを機に会場を有田商工会議所から移した。入場無料。

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