少年の主張県大会でバリアフリー社会の実現について提言した唐津東中3年の堀川実紀さん=佐賀市のアバンセ

 「第38回少年の主張県大会」(佐賀県など主催、佐賀新聞社など後援)が28日、佐賀市のアバンセで開かれた。誰もが暮らしやすいバリアフリー社会の実現に向け、他者を思いやり、行動することの大切さを説いた唐津東中3年の堀川実紀さんが、最優秀賞に輝いた。

 堀川さんは、公共施設や街頭で点字ブロックやスロープなどの設置が進む一方で、周囲の配慮や心遣いが追いついていない現状を指摘した。自身がけがをしたときの体験も交えつつ、「バリアフリーは人々の配慮が合わさって初めて完成する」と主張し、「小さな小さな配慮が、誰かの大きな大きなバリアフリーになることを信じて」と結んだ。

 県内の中学20校から807人の応募があり、予選を通過した10人が登壇した。国際社会に生きる自覚や世界平和、臓器提供など、さまざまな社会問題を、自分の体験や気づきに引きつけて意見を発表した。

 最優秀賞に選ばれた堀川さんは九州ブロック選考に進む。同ブロックからは2人が選ばれ、11月に東京都である全国大会の出場者を決定する。

 他の入賞者は次の通り。(敬称略)

 優秀賞 川原結花(佐賀清和中3年)、三瀬暉央(県立ろう学校)▽優良賞 野中萌生(佐賀清和中1年)、遠山雅(山内中3年)、高橋夏那(田代中1年)、陣内彩乃(成穎中2年)、鶴菜那恵(西渓中3年)、内田真緒(龍谷中1年)、岩見悠花(福富中3年)

このエントリーをはてなブックマークに追加