原発再稼働の県民説明会の感想などを話す塚部芳和市長=伊万里市役所

■「不安に寄り添う」

 伊万里市の塚部芳和市長は1日の定例記者会見で、玄海原発3、4号機の再稼働に関して28日に伊万里市で開かれた県民説明会の感想を聞かれ、「原発に対する(安全性の)理解が進んだとは思わない」と再稼働反対の姿勢を強調した。知事に意見を述べる場となる18日のGM21ミーティングについて「県民説明会でも感じた市民の不安に寄り添うのが首長の役割。知事に改めて反対を申し入れたい」と述べた。

 塚部市長は、会場の質問に対する国や九電の答弁を「エネルギー事情などでやむを得ないという回答に終始していて、全くかみ合わなかった」と批判。原発の安全性には「新規制基準に合格したから絶対安全ということではないのは規制庁も言っている。人的エラーがないとも限らない」と懐疑的な立場を示した。

 原発が立地する玄海町の岸本英雄町長が6日にも同意判断を示すとみられることには「立地自治体として今までの歴史や立場の中で判断されるだろうが、原発の及ぼす影響を考えれば、総合的に周辺の不安を感じ取りながら決断してほしい」と注文した。

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