九経連の佐賀地域委員会で佐賀県内の企業経営者と意見交換した麻生泰会長(中央)=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 九州経済連合会の佐賀地域委員会(委員長・陣内芳博佐賀銀行頭取)が1日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。県内企業の経営者ら約80人が情報セキュリティー対策や、後継者育成など佐賀の産業界の針路を考えた。

 IT企業「ラック」(東京都)の西本逸郎取締役が情報セキュリティー対策について講演した。企業や大学のウェブサイトが改ざんされた事例を報告し、国家レベルのサイバー攻撃など手に負えないケースもあることを指摘した。

 その上で、担当者任せにしない経営者のリーダシップが問われているとして、自社では対応できない事態を見越して共助体制をつくるように助言した。「賛同する企業や大学、専門技術者で『サイバー消防団』をつくって」と促した。

 委員会では人手不足問題や地域振興を巡り、九経連の麻生泰会長と意見交換した。麻生会長は後継者育成について「子どもたちに地元で働く夢や魅力を伝えるのが大事。経営の厳しさをぼやいていては駄目」と述べ、「九州は第1次産業に伸びしろがあり、世界を相手にビジネスを考える若い世代の発想を生かそう」と呼び掛けた。

このエントリーをはてなブックマークに追加