特有の辛味や香りで、食欲を促してくれるショウガ。残暑の頃に早掘りするショウガを「新生姜(しょうが)」と呼び、色は白っぽく辛味もさわやかです。

 熱帯アジア原産で、日本最古の歴史書である古事記によると奈良時代に栽培が始まったとされています。加工方法によって生薬名が異なり、生のショウガを生姜(ショウキョウ)、そのまま乾燥させたものは乾生姜(カンショウキョウ)、蒸して乾燥させれば乾姜(カンキョウ)と言います。

 ショウガの最たる効果は保温です。血行を促して冷え症を改善し、胃腸を温めることで冷えから来る下痢や食欲不振を防ぎます。皮の近くに健康によい成分が多く含まれているため、皮を剥(む)かずに用いるのがおすすめです。熱帯地方では秋に花を咲かせますが、日本で花を目にすることはめったにありません。(中冨記念くすり博物館)

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