対話支援システム「コミューン」の使い方を、中石真一路社長(左)に聞いて笑顔を見せる岩島正昭町長=太良町の太良町役場

約10㍍離れた位置からでも会話が明瞭に届く

 神埼郡吉野ケ里町に研究拠点を置く「ユニバーサル・サウンドデザイン」(本社・東京都)が24日、聴覚障害者などの会話をサポートする卓上型対話支援システム「comuoon(コミューン)」1台を、県内で高齢化率が上位に位置する太良町に寄贈した。

 コミューンは、専用のマイクが声を拾い、聞き取りやすい周波数帯域に変換したクリアな音声をスピーカーから出して対話を支援するシステム。マイクとスピーカーの距離は約10メートルまで離しても対応することができるという。太良町は高齢化率が35パーセント以上で、コミューンを試験的に使った職員は「声を張り上げる必要がなく、お互いにストレスがかからなくなった」と効果を実感している。

 同日、太良町役場であった贈呈式で、中石真一路社長は「年をとって聞こえないのは仕方ないではなく、年を取ったからこそ会話を楽しんでほしい」と手渡した。岩島正昭町長は「聞こえづらいからといって職員が大きな声を出すと、町民は上から言われているように誤解してしまう。会話の中から高齢者の心の中をしっかりと読み取っていきたい」と効果的活用に期待を寄せた。

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