「思い出に残る式に」と黒板アートを企画した山口颯希さん(左)と、体育祭のクラス写真が描かれた黒板=神埼市の神埼清明高校

「目標に届くように羽ばたいて」という教師の思いがこもった絵と、協力した山口さん(左から2人目)ら佐賀大生

 神埼清明高校(青木勝彦校長)ではみどり系列の山口颯希(さつき)さんや教師らの思いが形になり、教室の黒板にアートを描くサプライズがあった。「目標に届くよう、未来に羽ばたいて」という教師らの願いをテーマに描いた絵が卒業生を出迎え、エールを送った。

 颯希さんがインターネットで黒板アートを知り、佐賀大学で美術を学ぶ姉の楓翔(ふうか)さん(21)に話してみたのがきっかけ。「清明の卒業式がみんなの思い出に残ってほしい」という颯希さんのアイデアに楓翔さんと学校が賛同し、昨年末から準備を始めた。卒業式前日の2月28日放課後、楓翔さんと同じゼミの学生3人、在校生の生徒会27人で作業に当たり、「祝 卒業」の文字とともに4枚の黒板に羽ばたく鳥、桜の花びら、全員の似顔絵、体育祭の集合写真の絵を描いた。

 式当日、卒業生からは「すごい」「感動」という声が飛び交い、颯希さんも「一番の思い出だった体育祭の写真が絵になって、泣きそうなくらい感動してます」と笑顔を見せた。青木校長は「大切な行事に花を添えてもらった。これからも皆さんの活躍を期待しています」と卒業生にはなむけの言葉を贈った。

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