佐賀新聞社は9月から、県内の全中学校の各クラスに新聞を毎朝届けるキャンペーン「さが維新塾」をスタートする。来年は明治維新150年。幕末の佐賀が明治の近代国家建設に貢献する人材を数多く輩出した歴史になぞらえ、新聞を通じてふるさとへの誇りと愛着を育みながら、地域の未来を担う子どもたちの成長を応援する。

 キャンペーンは3年間をかけ、県内の国公立、私立の中学校全97校(小中一貫校含む)に毎年1学年分ずつ、佐賀新聞を届ける教室を段階的に拡大。各クラスには専用の新聞ラックを寄贈し、生徒たちが日常の学習空間で、いつでも気軽に閲覧できる環境をつくる。新聞購読とラック購入の費用は、キャンペーンの趣旨に賛同した企業・事業所の協賛金の一部を充てる。

 小中学校の次期学習指導要領では、情報を活用する力を高めるため、新聞など多様な資料を生かす方針が打ち出されている。キャンペーンでは、新聞をより効果的に活用してもらうため、本紙連載「さが維新前夜」などの取材記者が中学校で幕末維新期の歴史をテーマに出前授業を行うほか、ウェブサイトを使ってワークシートも提供する。

 専用ラックは藤津郡太良町の福祉作業所・佐賀西部コロニーが県産ヒノキで作った折りたたみ式の木工品。協賛社名を掲示し、「ふるさとの企業」に対する生徒たちの認知度を高め、将来的に若者が地元に定着するきっかけづくりを図る。

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