「人と人とのつながりを広めたい」と話す主催者の松本啓さん=佐賀市愛敬町のcafe。(カフェマル)

 県外からの移住者の視点で佐賀の魅力を再発見しようと28日、佐賀市愛敬町のダイニングバーで佐賀大生が交流会を開いた。学生から社会人まで幅広い年齢層の約40人が集まり、移住者の体験談を聞くなど参加者同士で交流し、つながりを広げた。

 過去に県外の都市に就職し、現在は佐賀で働く3人が体験談を披露。県内出身の稲田諭さん(30)は、高校卒業後に上海に留学したことや東京で外資系のアパレル会社に勤めた経験を話した。中国で物乞いする子どもたちを見たり、東京で満員電車に揺られる生活の中で、佐賀の自然の中で送った「日常」の大切さに気付いたという。佐賀のために何かをしたいと独立し、全国各地で発行されている農業情報紙「食べる通信」の佐賀版発行などの活動をしている。佐賀で働く利点に、競合の少なさや人と人の距離の近さを挙げた。

 会を主催したのは佐賀大農学部3年の松本啓(さとし)さん(20)。昨年ヒッチハイクで東北まで旅した経験が企画のきっかけとなった。旅で多くの出会いに触れ、人とのつながりの大切さを感じたという。「元気な町は30、40代が頑張っている印象がある。交流会でつながりができ、佐賀をもっと盛り上げられれば」と熱を込める。

 参加した佐賀大4年の蒲原昇平さん(23)は「佐賀のために何かしたいという思いに共感した。地方創生に興味が出た」と笑顔を見せた。

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