玄海町と唐津市鎮西町で実施された北部地区住民検診について質問する会議メンバー(奥)と回答する九電社員=玄海町の玄海エネルギーパーク

 九州電力は29日、玄海原発対策住民会議(成冨忠良会長)と意見交換した。玄海原発(東松浦郡玄海町)周辺の北部地区住民検診に関して住民会議が昨年提出していた質問に対し、九電は「(検診結果の)資料を保有しておらず、答える立場にない」などと口頭で回答した。

 検診は東松浦医師会が1973~2010年まで、玄海町北部地区と唐津市鎮西町串地区で医学的研究を目的に実施、延べ約5千人が受診した。住民会議などが玄海町や唐津市に調査結果の開示を求めているが、実現していない。「公費による検診の結果が公表されないのはおかしい。何か隠したいことがあるのでは」と問題視している。

 検診との関わりを問われた九電側は「初年度、医療器具などの費用を一部負担した」と説明、具体的な金額を問われると「分からない」と答えた。

 住民会議は1日午後1時半から、唐津市の大成公民館で北部地区住民検診問題の学習会を開く。

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