帝国データバンク福岡支店は29日、全国の焼酎・泡盛メーカーの2015年売上高ランキングを発表した。上位50社の売上高合計は前年比1・7%減の2804億円で、2年連続で前年を下回った。上位50社の県別売上高は、宮崎が2003年の調査開始以来、初めて鹿児島を抜いてトップとなった。

 売上高の合計は08年の3090億円をピークに減少傾向にあり、15年は前年と比べて4社多い33社が減収だった。福岡支店は「ワインやウイスキーの台頭など消費者の好みが多様化し、焼酎は低迷が続いている」と分析している。

 企業別では、芋焼酎「黒霧島」が人気の霧島酒造(宮崎県都城市)が4年連続で首位。東北など九州以外でも売り上げを伸ばし、4・2%増の589億円だった。2位は前年と同じ三和酒類(大分県宇佐市)。前年3位の薩摩酒造(鹿児島県枕崎市)は主力商品の値上げが消費者に敬遠されたとみられ、5位に転落した。

 県別で首位の宮崎は霧島酒造の増収が寄与し、1・3%増の857億円となり、上位50社に7社が入った。一方、鹿児島は50社に22社が入ったものの、6・5%減の824億円で2位。3位は大分で1・2%減の687億円だった。【共同】

このエントリーをはてなブックマークに追加