女子57キロ級準々決勝で敗退した濱田真由(左)=韓国・茂朱(共同)

■男子63キロ級の弟・一誓も敗退 

 【茂朱(韓国)共同】テコンドーの世界選手権第6日は29日、韓国の茂朱で行われ、2015年の前回大会で日本勢初優勝を果たした女子57キロ級の濱田真由(佐賀市川副町、ミキハウス)は初戦の2回戦と3回戦を勝ち上がったが、準々決勝で韓国選手に8-14で屈して2連覇はならなかった。

 男子63キロ級で濱田の弟の一誓(全日本協会)は初戦の2回戦でヨルダン選手に敗れた。

■準々決勝、カウンター狙い裏目に

 前回女王として再び頂点を狙った戦いは準々決勝で終わった。女子57キロ級の濱田真は地元韓国選手に終始優位に立たれて完敗を喫し「悔しい。世界には強い人がいっぱいいる」と紅潮した顔で言葉を絞り出した。

 2、3回戦と相手の出方をうかがう慎重な戦いで勝利を収めた。準々決勝もカウンター狙いの戦略だったが、第4シードで手数の多い韓国選手の正確な蹴りを受けた。終盤は古賀コーチが何度も「自分から(仕掛けろ)」とげきを飛ばしたが、劣勢は変わらなかった。23歳の日本のエースは「間合いが良くなくて、立て直せなかった」と唇をかんだ。

 世界大会を勝ち抜く難しさを実感し、攻撃力強化が今後の課題となった。2020年東京五輪へ向け、女子57キロ級で五輪2連覇中のジェード・ジョーンズと練習できる環境などを求めて来年は英国に留学する予定だ。「練習しかない。リベンジしたい」と雪辱を期した。

■「詰めの甘さ出た」

 男子63キロ級の濱田一は試合終盤にリードを奪って勝利を手中に収めかけた。だが「一瞬、気が抜けて隙ができた」というようにそこから相手の猛攻を受け、悔しい逆転負けを喫した。

 世界の舞台で戦う厳しさに直面し「詰めの甘さが出た」とうなだれた。

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