日常では目を留めることが少ない風景を描く生徒の姿も=佐賀市唐人町

周辺の景色をスケッチする生徒ら=佐賀市唐人町

 「音楽とアートの町」をうたう佐賀市唐人町周辺で4月29日、中高生が町並みをスケッチする「街なか唐人美術館」が開かれた。佐賀北高や城東中の生徒ら約110人が唐人町を散策し、気に入った景色をみずみずしい感性で描いた。

 昨年に続き2度目の開催で、参加校は昨年の1校から5校に増えた。主催した唐人町商店街振興組合青年部の今泉隆子さん(48)は「日頃見ている町の景色を高校生の目線で切り取ってもらうと、新たな発見がある」と話す。

 発案者の佐賀北高美術教諭の甲斐真二さん(55)は「生徒らは、長く佐賀に住む私でも通ったことのないような道で絵を描いている」と感心し、路地裏や公園で汗をかきながらスケッチをする生徒を指導して歩いた。

 高校に進学した先輩との再会を喜ぶ中学生の姿も見られ、生徒らは思い思いの場所で初夏の唐人町を画用紙に写し取った。

 佐賀北高3年の菅波奈央さんは「景色を映す水面がきれい」と中央大通り脇の水路を描き、同2年の古賀匠弥さんは「ツタが絡まる様子がかわいい」と裏通りに建つ電柱をスケッチしていた。

 生徒らの絵は、6月上旬から中央大通りの街路などに飾られる予定。

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