10月7日に佐賀市で開く講演への来場を呼びかける小西博之さん

 欽ちゃんファミリーの「コニタン」こと俳優の小西博之さん(58)が10月7日、佐賀市で開かれる健康セミナーで講演する。末期がんを克服した経験から、病気に悩む人や子どもたちに向けて年間100回以上の講演会を開く。「生きてて良かった、佐賀に生まれて良かったと元気が出るようなメッセージを送りたい」と来場を呼び掛けている。

 小西さんにがんが見つかったのは2004年12月、45歳の時だった。87キロあった体重はなぜか70キロに落ちていた。検査すると「今、死んでもおかしくない」と言われるほどの大きさ20センチの腎臓がんだった。

 「死んだらどうしよう」と崩れ落ちた。毎晩、風呂場で号泣し続けたが、泣き疲れることで眠れた。次第にがんを受け入れるようになっていた。師匠、萩本欽一さんの「運」の教えを思い出した。「人生、幸福と不幸は半分ずつ。悪いことも受け入れれば、次に良いことがくる」

 腫瘍が大きく、ろっ骨を外して腹部を50センチ切る大手術だった。「『闘病』という言葉をなくしたい。水虫に使いますか。がんも『治療』でいいんです。その方が治った後の楽しい目標も考えられる」。小西さんは「徹子の部屋」(テレビ朝日)に出演している姿をイメージして治療に臨み、それを実現させた。

 手術から12年過ぎたが、転移も再発もない。「こんな大きながんでも助かるんや」。講演ではユーモアたっぷりに壮絶ながん体験を語る。加えて中学生の自殺をなくそうと命の大切さを伝える「命の授業」にも取り組んでいる。

 10月7日、佐賀市文化会館で開かれる「スミセイウエルネスセミナー」(住友生命福祉文化財団・佐賀新聞社主催)の中で、午後1時半から講演する。22日までに事前申し込みが必要。参加費無料。問い合わせは事務局、電話0952(28)2195。

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