埼玉、群馬両県の系列総菜店「でりしゃす」の客が腸管出血性大腸菌O157に感染し、1人が死亡した集団食中毒で、運営するフレッシュコーポレーション(群馬県太田市)は20日、栃木、群馬、埼玉各県にある「でりしゃす」全17店を、19日の営業を最後に閉店したと発表した。

 同社は閉店理由を「感染源が特定されていない中で営業を再開しても今後の影響は避けられず、継続は難しい。総合的な経営判断」としている。

 群馬県などが県内の12店舗への立ち入り検査を進めており、19日までに8店舗が終了。現在までに衛生管理上の問題は指摘されていないという。でりしゃすは1999年、最初の店舗が前橋市にオープン。その後、店舗を増やした。

 今年8月に埼玉県熊谷市の2店舗でポテトサラダを食べた客がO157に感染し、全17店が営業を一時自粛。今月7日に再開したが、前橋市の六供(ろっく)店の炒め物などを食べた女児(3)が感染、死亡したことが13日に判明し、六供店が自主休業していた。現在、判明している感染者は計22人。

 一方、厚生労働省は20日、都道府県など自治体の担当者を集めた会議を開き、被害が広域に及んだ場合の情報共有の在り方などを議論した。

 会議では、国立感染症研究所の専門家らが今夏のO157の感染状況を説明。参加者から「情報共有のためには、国がまとめ役になるなどの支援が必要だ」との指摘もあった。【共同】

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