来春の就職を目指し、採用試験に臨む高校生=佐賀市の永池本社

 来春卒業予定の高校生の採用活動が16日解禁され、佐賀県内でも採用試験が本格化してきた。幅広い業種で慢性的な人手不足が続く中、県内企業は人材のつなぎ止めに腐心している。

 佐賀市の事務機器卸「永池」(永池明裕社長)は20日、一般常識の筆記試験と作文、面接を実施。6人程度の採用予定に対し、市内の商業、工業、私立高校から8人が受験した。

 受験者は地元での就職希望者が多く、担当者は「1、2年生にもうちを紹介してもらうなど高校とのパイプもできている。例年並みの人数を確保できそう」とほっとした表情を見せた。

 佐賀労働局によると、県内のハローワークが7月末までに受け付けた高卒予定者の求人数は前年同期比22・9%増の3710人。求人倍率は前年同期を0・3ポイント上回る1・46倍で、4年連続で過去最高を更新した。

 大手企業との人材争奪も激化しており、今年3月末時点で県外企業に内定した高校生は全体の41・5%。県内企業は求人票の提出を早めたり、インターンシップ(就業体験)の回数を増やしたりして高校生の囲い込みとミスマッチの解消に力を入れている。

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