旅好きが選ぶ城11位 名護屋城跡

 「旅好きが選ぶ!日本の城ランキング2017」で名護屋城跡(唐津市鎮西町)が11位になった。世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」の日本法人が13年から実施している調査で、昨年放送されたNHK大河ドラマ「真田丸」の効果もあって5年目で初のトップ20入りを果たした。

 ランキングは昨年6月から今年5月に日本の城について投稿されたすべての口コミの評価(5段階)や投稿数などを基に独自集計した。投稿を見ると、築城時、大坂城に次ぐ規模を誇ったとされるだけに「石垣しか残っていないが、思ったよりも大きかった」とスケールに圧倒された声、無料で見学できる名護屋城博物館への評価が多い。

 年間8万~9万人台で推移してきた博物館の入館者が、昨年度は施設改修で4カ月の休館期間があっても10万人を突破。一つには大河ドラマで登場した効果と考えられている。

 手元のスマホやタブレット端末の画面で城郭を再現し、仮想現実の中で当時の姿を体験できる取り組みへの評価もある。博物館で無料で貸し出すタブレット端末(67台)が、昨年は延べ200台以上使われた日もあるという。

 同館の松尾法博学芸課長(59)は「バーチャルリアリティー(仮想現実)の新しい見せ方を提供できるのも本物があってこそ。建物が残っていない城跡で選ばれたのはうれしい。次はベスト10入りを目指したい」と話している。

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