インターンシップの一環で、破砕機プラントのプログラミングを行う電気通信大の学生ら=武雄市の中山鉄工所

 武雄市の破砕機メーカー中山鉄工所(中山弘志社長)が、電気通信大(東京)と産学連携協定を結んだ。企業側がインターンシップで学生を受け入れる一方、大学側は同社社員の“入学”も見据えて専用の研究室を開設。新技術の開発につなげる。

 この試みは、大学の研究成果を民間につないでいるTLO(技術移転機関)キャンパスクリエイト(東京)の仲介で実現した。理系学生に実践的な経験を積ませたい大学側と、人手不足解消や優秀な人材確保、若い感性を技術開発につなげたい企業側の思いが一致した。

 同社は8月中旬から2週間、インターンシップで同大の学生6人を受け入れ、破砕機プラントで使用する小型無人機「ドローン」や監視カメラのプログラミングなど課題を与えている。

 社員のアドバイスを受けて課題に取り組んだ同大大学院2年の福島洋さん(25)は「企業の実務を任され、座学では得られない経験ができた。自身のレベルアップになった」と語る。

 今後は、同社製品のIOT(モノのインターネット)化や、プラントの画像解析を専門とする研究室を来年4月に学内に設置。若手社員を同大の夜間部に通わせるプランも進める。

 同社の渡邊美信課長は「学生の成長と企業の発展が同時に実現できる」と連携協定の深まりに期待を込める。

このエントリーをはてなブックマークに追加