玄海原発再稼働などについて答弁する山口祥義知事=佐賀県議会

 2月定例佐賀県議会は2日、一般質問初日の質疑を交わした。玄海原発3、4号機の再稼働問題で山口祥義知事は、九州電力との信頼関係に関し「『うそはつかない』などの三つの事項を重く受け止めて、社員全体に広がるようにしてほしい」と注文、九電の姿勢も判断要素になるとの認識を示した。

 山口知事は、九電に求めた「うそはつかない」「風通しをよくする」「あらゆる事態に対応できる危機管理」の3事項に触れ「(うそや風通しの悪さは)小さなことでも大きな災害の要因になる」と重要性を指摘した。その上でやらせメール問題を踏まえ「そういう文化はあってはならない。組織文化全体をなおすことが重要で、われわれも向かい合って注視したい」と述べた。

 住民の理解では、県民説明会や広く意見を聴く委員会、県内20市町の首長との意見交換などを挙げながら「幅広い意見を聴きながら進めていく」と説明する一方、「特に県民の代表である県議会の意見は極めて大切」と強調。「住民に同意権がある」との指摘に対しては「住民が大事だと考えるが、住民の意思表明の仕方として県議会があり、知事がある」と、県議会の議論が重要な判断要素になるとの見方を示した。

 また再稼働に慎重な立場の専門家への意見聞き取りについては、山口康郎県民環境部長が答弁した。金属材料学、交通関係、原子核物理学などの専門家へ職員が出向いたことを説明、「災害時避難シミュレーションの課題の指摘、基準地震動や活断層の設定に関する意見を頂いた。専門家の了解が得られれば、県のウェブサイトに掲載したい」と答えた。

 この日は、徳光清孝(県民ネット)、木村雄一(公明)、原田寿雄(自民)、井上祐輔(共産)の4議員が登壇した。

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