トヨタ紡織九州-トヨタ車体 後半、相手守備を振り切ってシュートを放つトヨタ紡織九州のCB金東喆=愛知県刈谷市のウィングアリーナ刈谷

 第42回日本ハンドボールリーグ第1週第1日は26日、愛知県のウィングアリーナ刈谷などであり、トヨタ紡織九州レッドトルネード(神埼市)は昨季3位のトヨタ車体(愛知県)と27-27で引き分けた。

 トヨタ紡織九州は前半、司令塔のCB金東喆(キム・ドンチョル)が5得点と奮起し、14-14で折り返した。後半13分に金が失格退場となり、相手の猛攻を受けたが、全員で粘り強く守り抜き逆転を許さなかった。

 トヨタ紡織九州は第2週第1日の9月2日午後3時から、神埼市の神埼中央公園体育館で琉球コラソン(沖縄県)と対戦する。

トヨタ車体(1分け) 27(14―14)27 トヨタ紡織九州(1分け)

             (13―13)

大崎電気(1勝) 30(14―8)24 湧永製薬(1敗)

           (16―16)

豊田合成(1勝) 30(11―13)29 北陸電力(1敗)

          (19―16)

■金星逃すも飛躍へ第一歩

 金星こそ逃したものの、上々のスタートを切った。トヨタ紡織九州レッドトルネードは、昨季3位のトヨタ車体と27-27で引き分け。CB金東喆が攻撃を引っ張り、鍛え上げた守備も存分に発揮して昨季2敗を喫した強豪とがっぷり四つに渡り合った。

 序盤、金が期待通りの働きを見せた。3分に鮮やかな同点ゴールを決めると、鋭いステップで相手守備を切り裂いて6得点。リーグ屈指とされる相手のフィジカルの強さをものともせず、絶妙なパスを何度も決めた。

 このまま一気に押し切るかと思われた後半13分。いきなりピンチが訪れた。金が相手シュートに後れて接触したことが危険行為と判定されて一発退場。この試合は出場不可能となった。昨年の力の差ならば逆転されて当然といった状況だったが、ここで控えも含めた全員が踏ん張った。

 残り2分で同点まで追い上げられたが、「ベンチの雰囲気は意外と悪くなかった」と石黒将之監督。交代出場したCB中本和宏、PV野田巨樹らが懸命のプレーを見せると、残り1分には相手の強烈なシュートを主将のGK下野隆雄がはじき返して逆転は許さなかった。

 上位と互角に戦えることを示したが、「勝てたゲーム。悔しい」と選手たち。悔しさも胸に、飛躍への第一歩を力強く踏み出した。

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