九州電力が、鹿児島県の三反園訓(みたぞのさとし)知事から要請を受けた川内原発(薩摩川内市)の一時停止に応じない方針を固めたことが31日、分かった。週内にも県に回答する。10月以降に実施する定期検査で発電設備の安全性を確認し、三反園知事の理解を得たい考えだ。

 三反園知事は九電の回答が不十分だと判断した場合、即時停止を再度要請する可能性がある。三反園知事は31日、記者団に「九電からまだ回答もなく、今のところ何も決めていない」と述べた。

 九電は、定期検査の中で、県が求めている原子炉容器や使用済み核燃料の保管設備などの点検を実施。三反園知事の要請に応じて緊急車両を増やすなど原発事故時の避難計画への支援体制を強化するほか、非常時には迅速に情報提供をする意向も伝える。

 原発周辺の活断層については「すでに十分な調査を尽くしている」(幹部)として、再度の調査は実施せず、これまでの検証結果を丁寧に説明していく構えだ。

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