入館300万人目となり、記念品を贈られた岩瀬彩さん(右)と名波薫さん=西松浦郡有田町の県立九州陶磁文化館

 西松浦郡有田町の県立九州陶磁文化館(鈴田由紀夫館長)の入館者が31日、開館36年目で300万人を突破した。300万人目となった静岡市の岩瀬彩さん(34)と名波薫さん(35)に、同町の人間国宝(重要無形文化財保持者)、井上萬二さん作の「白磁青海波文珈琲碗」と皿のセットなどが贈られた。

 岩瀬さんと名波さんは九州を旅行中で、有田焼創業400年をガイドブックで知り、同館の「人間国宝と三右衛門」展を見ようと訪れた。杉谷直幹(なおき)副館長から記念品と同館横で開催中の「ユージアムアリタ」の食事券を贈られた2人は「美しい焼き物を見ようと思っていたら、こんなことになって驚いた。旅のいい記念になる」と笑顔を見せた。

 九州陶磁文化館は1980年11月に開館。国重要文化財の染付鷺文三足大皿と染付山水文輪花大皿、国登録文化財の柴田夫妻コレクションなど、約2万5000点を収蔵している。今年は有田焼創業400年ということもあり、4月から8月30日までに、昨年同時期を約1万人上回る約3万1000人が訪れている。

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