文字の形にひもで枠取られた田んぼに、ヒヨクモチの苗を植える子どもたち=上峰町

 上峰小(牟田禎一校長)の5、6年生191人が28日、小学校前の田んぼに稲で文字を描く「稲文字」の田植えに挑戦した。水着と水泳帽、水中ゴーグルといういでたちで泥の中に足を踏み入れ、冷たくぬるりとした感触に歓声を上げながら、苗を植え付けた。

 稲文字は2010年から地元農家の協力を得て取り組んできたが、高齢化もあり、今年から上坊所生産組合が引き継いで支援することになった。

 学校前の約1千平方メートルの田んぼには、あらかじめ文字の形がひもで枠取りされ、子どもたちは枠内に収まるよう、腰をかがめながらヒヨクモチの苗を手植えした。田植えが終わると茶色い田んぼに薄い黄緑色の「リスペクト上小」の文字が浮かび上がった。

 田植えは初めてだという6年生の江島涼果さん(11)と黒田乃愛さん(11)は「足が取られてこけてしまった。泥まみれになるのは楽しくて、良い経験」と笑顔を見せた。

 稲刈りは10月下旬を予定している。上坊所生産組合の高島正典組合長(68)は「小学生の時の体験は生涯の財産になる。田んぼに入ったことを記憶に残してもらえれば」と目を細めた。

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