一礼して茅の輪をくぐり、無病息災を祈る参拝客=佐賀市の佐嘉神社

 本格的な夏の到来を前に、佐賀市の佐嘉神社で30日、夏越(なごし)祭が開かれた。「大祓(おおはらい)式」と「茅(ち)の輪くぐり神事」があり、暑い夏を元気に乗り切ろうと参拝者約50人が茅(カヤ)で編んだ輪をくぐった。

 時折雨も降る中、参拝者は神妙な面持ちで行事に臨んだ。輪くぐりは参拝客が神職に続き、和歌を詠みながら茅の輪を一礼して計3回くぐり、無病息災を祈った。茅は魔よけや疫病よけの効果があるとされ、直径約3メートルの輪を神社の職員が手作りした。

 輪くぐりに先駆けて行われた大祓式では、知らず知らずのうちに犯した罪やけがれを紙の人形(ひとがた)に託し、麻と紙を細かく切った切麻(きりぬさ)を振りかけて魔をはらった。

 日本の文化に触れるため佐賀大の留学生4人で参加したキム・ヒョンソップさん(24)=韓国出身=は、「日本の神社に来たことはあったが、行事に参加したのは初めて。茅の輪をくぐると不思議な気持ちになった」と感慨深げだった。大祓式は半年後の12月にも行われる。

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