総務省が30日発表した5月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0・3ポイント上昇の3・1%で6カ月ぶりに悪化した。厚生労働省が同日公表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0・01ポイント上昇し、1・49倍だった。3カ月連続の改善で、1974年以来の高い水準が続いている。

 失業率の上昇は、女性を中心に新たに職探しをする人が増えたものの、就職に結び付かない人もいるため。失業者の内訳をみると、自発的に仕事を辞めた人、新たに職探しを始めた人がそれぞれ前の月より8万人増加。総務省は「雇用情勢の改善は続いている」と説明している。15~64歳までの就業率は75・3%、女性に限ると67・3%でともに比較可能な1968年1月以降で過去最高。女性の就業者数も2859万人で、過去最高だった。

 男女別の失業率は、男性が前月比0・3ポイント上昇の3・2%、女性も0・3ポイント上昇の2・9%だった。完全失業者数は前年同月比7万人減の210万人だった。

 有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示し、企業の採用意欲の高まりを背景に順調に伸びている。都道府県別では、最も高いのが福井の2・09倍、最も低いのは北海道の1・09倍だった。佐賀は1・21倍。【共同】

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