作品について解説する竹之内幽水さん=佐賀市の県立美術館

 県内最大の書の公募展「梧竹・蒼海顕彰第25回県書道展」(佐賀新聞社主催)が3日、佐賀市の県立美術館と博物館で始まった。審査会員や委嘱作家の作品、一般公募の入賞作など591点を20日まで3期に分けて展示する。初日は書道愛好家らが、審査会員の竹之内幽水・県書道教育連盟理事長(70)のギャラリートークに耳を傾けた。

 竹之内さんは、入賞作品を丁寧に解説。作品の線や余白、紙に飛び散った墨のしぶき一つ一つを示しながら、「起承転結を考えて」「ある程度の鍛錬を重ねたら、最後は全て忘れて『えいやっ』と思い切って書いて」と作品制作への姿勢も助言した。受賞者を含む来場者は、竹之内さんの手元を伸び上がってのぞき込むなど熱心に聞き入っていた。

 漢字かな交じりの調和体で佳作を受賞した佐賀市の永松碧峯(へきほう)さん(75)は「余白の美しさへの意識や線のリズム感など、自分の調和体とも共通する点が多く勉強になった。今から帰宅して、また書きます」と笑顔を見せていた。

 同展は入場無料。入賞作品は前期(3~7日)、中期(10~14日)、後期(16~20日)に分けて展示する。観覧時間は午前9時半~午後6時(20日は午後5時まで)。期間中にギャラリートークは10回あり、14日は午前11時から審査委員長の島谷弘幸さん=九州国立博物館長=が話す。

 問い合わせは佐賀新聞社事業部、電話0952(28)2151。

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