農地を維持管理する住民組織が構成員の合意形成を経ずに交付金を受給していた問題で、上峰町執行部(右手前)から説明を受ける町議ら=上峰町役場

 三養基郡上峰町で農地の維持管理をしている地域住民組織が、総会を開かないまま10年にわたって交付金を受給していた問題で、上峰町議会(寺崎太彦議長、10人)は30日の全員協議会で担当課から経緯と調査状況の説明を受けた。議員側は「不正受給は違法行為」と指摘し、組織の規約や収支決算などの資料を提示するように求めた。

 産業課が「大字堤地区農地・水・環境向上活動協議会」の役員から聞き取った内容を報告した。2007年の発足から一度も総会を開いていない事実や、役員の一人が作業日当などの水増しを活動地域の船石地区で行ったことを説明した。

 議員からは「補助金の返納という形にもなりかねない」「不正受給だとすれば違法行為で、公務員(町)には告発する義務がある」との意見が出た。

 構成員の合意形成がなかったとして、早急に総会を開くように町が指導したことも報告され、町は「今後は総会開催時の写真を提出してもらう」と、チェックのための改善策を示した。

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