■漁業者配慮で 調整継続、可決へ

 佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画に関し、佐賀県議会の最大会派・自民党(25人)が6月定例議会で提案を目指す決議案の調整会議が30日、開かれた。自民党は、修正を求めていた公明党の要請に応じられない姿勢を示し、新たな文案は示さなかった。3日の決議案提出直前まで調整を続ける。合意できない場合も採決に諮り、県に計画受け入れを迫る決議案を自民党などの賛成多数で可決する見通し。

 調整会議は非公開。出席した議員によると、公明党(2人)は漁業者の理解を前提にしないまま県に受け入れの判断を要請している文案に難色を示し、「今の文言では賛成できない」と伝えたという。

 公明党の中本正一議員は、受け入れ自体には反対ではないとした上で「漁協や漁業者を飛び越えて県に決断を迫るのは、いかがなものか」と指摘し、当事者へのさらなる配慮を求めた。自民党の坂口祐樹議員は、提案直前まで調整する考えを示唆しつつ「文案は党内で議論しており、修正に応じられるかどうかは分からない」と述べた。

 県民ネットワーク(4人)は「漁業者の意見を聞いていない段階での決議は時期尚早」「取り下げを求める」など会派内の意見を伝え、賛否は示さなかった。共産党(2人)は「県全体の理解が進んでいない」として取り下げを求めた。

 一人会派は、一真の会が「子や孫の代まで考えた慎重な対応が必要で、進め方が強引すぎる」と決議提案自体を批判した。鄙(ひな)の会と壮三会は賛成し、共同提案者になる見通し。

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