廃屋の壁にペンキで絵を描く中学生たち=佐賀市与賀町

■「多彩な世界観入り楽しい」

 県内で活躍する若手アーティストと中学生らが一緒に壁画を描くワークショップ「カベカクカタチ」が27日、佐賀市与賀町であった。川副中など4校の美術部員約20人が、豊かな創造力を働かせて壁や地面の“キャンバス”を彩った。

 ワークショップの舞台は、同町にある佐賀清和学園の旧体育館。佐賀大学の教務補佐員八頭司昴(たかし)さん(27)と、佐賀市のイラストレーターmegumiさん(23)が講師となり、壁画・路上アートを指導した。

 中学生は、体育館南側の外壁いっぱいにペンキで絵を描いた。事前に完成図の打ち合わせはせず、互いにバランスを取りながらのライブペイントを行った。体育館前のアスファルトの地面には、ライン引きなどで使うロードマーキング(路面表示材)をはさみで好きな形にカットし、バーナーであぶって接着させた。

 城東中2年の重松杏奈さん(13)は「道路表示に使う素材で絵を描くのは新鮮だった。いろんな人の世界観が入り、非日常的な地面ですてきだと思う」と話した。八頭司さんは「絵の具と筆だけが画材じゃない。学校の机や狭いキャンバスを飛び出して、表現方法の選択肢は無限に広がっていることを体感してほしい」と狙いを語った。

 県内中学美術部の合同展「Art Club Exhibition」(8月1~6日開催)の関連イベントとして実施した。

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