8月31日で閉店した太良町特産品振興施設「しおまねき」=太良町

 太良町特産品振興施設「しおまねき」が8月31日、オープンから約2年で営業を終えた。町から委託を受けた地元の民間会社が運営していたが、施設の目玉とした地場産品の加工品開発がうまく機能せず、売り上げも伸び悩み、撤退を決めた。

 しおまねきは2014年7月、国道207号沿いの町立病院近くにオープンした。木造平屋建ての施設は直売店や加工所などからなり、用地取得を含めた総事業費は約2億2400万円。たら特産品振興株式会社(得平光春社長)が運営し、町内の農漁業者ら会員の1次産品などを並べて販売していた。

 同社が開発した加工品はクラゲのかす漬けなど5種類ほどにとどまった。得平社長は「いい商品を作って販路を開拓するプランがうまく立てられず、素人では難しかった」と話す。近くには道の駅太良の特産品販売所やスーパーがあるが、「特徴ある商品が作れず、品ぞろえで差別化できなかった」(得平社長)こともあり、売り上げは年間7~8000万円と低調だった。

 町は今後、閉店に至った経緯などを確認した上で、「新たな運営組織を模索しながら引き続き特産品の振興を図っていきたい」としている。

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