四阿屋神社境内を流れる清流・河内川

古木が生い茂る四阿屋神社境内=鳥栖市

■日本武尊伝説に由来

 鳥栖市北西部の牛原町に鎮座する四阿屋(あずまや)神社は、天智天皇元(662)年の創建と伝えられている歴史ある神社です。

 古くは延喜20(920)年の「類聚符宣抄(るいじゅうふせんしょう)」に東屋大明神と記録されており、戦国時代には周辺一帯に広がる勝尾(かつのお)城を本城とした筑紫広門のもとで繁栄しました。

 その後、江戸時代に入ると対馬藩の飛び地であった田代領・養父郡惣社として地域の人々に崇敬され、現在に続いています。

 神社の名前ともなっている「四阿屋」の由来は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が熊襲(くまそ)征伐の際に滞在し、「あずまや」を建てたことに由来すると伝えられています。

 現在、周辺に広がる国史跡勝尾城筑紫氏遺跡などの史跡めぐりをする人々が立ち寄り、夏には神社の前を流れる清流・河内川で多くの人々が水遊びを楽しむ場として、現代の私たちの「あずまや」として愛されています。

(地域リポーター・田中健一=鳥栖市儀徳町)

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