国の新規制基準に合格した玄海原発3号機(手前)と4号機=東松浦郡玄海町

 九州電力は28日、玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)の再稼働を前に、自主的に原発の安全性を確認する「特別点検」を始めた。再稼働に対する地元住民らの不安を和らげるのが狙い。今後の地震に備えるため、再稼働に向けて国が定めた点検項目とは別に、玄海3号機で使用される混合酸化物(MOX)燃料の保管状況などを確認する。

 このほか、電気設備や建屋のコンクリートにひび割れがないかや、原子炉停止用地震計の作動状況、格納容器に変形や割れがないかも調べる。

 九電は鹿児島県からの要請を受け、特別点検を川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)で行い、昨年4月の熊本地震の影響で発電設備に異常がないことを確認した。川内原発での実施を決めた後、佐賀県にも玄海3、4号機で同様の点検を行う考えを示していた。

 原子力規制委員会は玄海3号機の設備設計をまとめた工事計画を25日に認可。ただ検査がまだ残っており、4号機より先行するとみられる3号機の再稼働は今冬以降となる公算が大きい。【共同】

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