災害対策や難病患者支援などをテーマに質疑があった県議会一般質問=県議会議場

 9月定例県議会は21日、一般質問最終日の質疑を行った。佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画に関し、要請が取り下げられている米軍利用について山口祥義知事は「軽々に改めて要請があるとは考えていない」との認識を示し、仮に要請があった場合でも、慎重に対応する姿勢を強調した。

 米軍の利用要請は2015年10月、当時の中谷元・防衛相が来県した際に取り下げており、全国の他の空港と横並びで活用を考慮すると説明している。議員が「駐屯地ができれば、将来的に米軍が利用するのではないかという懸念がある」と質問したのに対し、山口知事は「(要請を)取り下げるという大臣の言葉は重い」と述べた。

 仮に要請があった場合、政府の具体的な提案には真摯(しんし)に対応していくとする全国知事会議の決議を踏まえ「今回の佐賀空港の自衛隊使用要請とは全く別の話として対応することになる」と説明した。中谷氏が知事の同意を得るとしている点を挙げ「県民や県議会の意見をしっかりと聞いた上で、慎重に対処する」と答えた。

 その後、記者団の取材に「(米軍の)基地化はないと思っているが、問題は一時的な訓練使用。状況や周辺環境の変化もあるので100パーセントゼロとは言わないが、受け入れは極めて難しい」と語った。

 この日は内川修治(一真の会)、川崎常博(自民)、野田勝人(県民ネット)、稲富正敏(鄙の会)、西久保弘克(自民)の5議員が登壇した。

このエントリーをはてなブックマークに追加