東松浦郡玄海町の岸本英雄町長は1日の定例会見で、原発の廃炉に伴い国が本年度創設した補助金を使い、町の次世代エネルギーパーク「あすぴあ」の展示内容をリニューアルすると発表した。事業費は1億2147万円。地域活性化の起爆剤として期待されながら、入場者が目標の半分にとどまる施設のてこ入れを図るため、新たな原発関連の補助金を活用する。5日開会の9月議会に補正予算案を提出する。

 あすぴあは主に玄海原発3号機のプルサーマル発電受け入れに伴う核燃料サイクル交付金を活用して町が整備し、2013年7月に開館した。総事業費は約15億3千万円で、町は指定管理料として年間約1億円を負担。建設当初から計画に疑問の声も上がっていた。

 入場者は年間20万人を見込んでいたが、丸3年となる今年8月現在約30万人と苦戦している。今回、地球環境について学ぶ機具の導入や、施設のドーム内で流す次世代エネルギーについての映像制作などに充てる予定。

 廃炉に伴う補助金は、再生エネルギーの促進などにつながる事業に国が全額を補助する。国は45億円を確保しているが単年度で終わる事業にしか使えず、町はあすぴあ改修のみに充てる。

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