愛知県犬山市のスーパー2店が野菜を1円で販売したのは、独禁法違反(不当廉売)に当たる疑いがあるとして、公正取引委員会は21日、2店を運営するカネスエ商事(同県日進市)とワイストア(同県津島市)に、再発を防止するよう警告した。公取委によると、野菜安売りへの警告は全国初としている。

 犬山市で競合する2店は5月11~18日、キャベツや大根、モヤシなどの野菜を原価割れの1円で販売した。2店で安売りされた商品の販売数量は、安売り以前の2倍以上に上っていた。

 1円販売が続けば、周辺のスーパーや八百屋の販売を困難にさせかねないとして、公取委は5月18日に調査を開始。2店は同19日に1円販売を取りやめていた。

 警告を出した理由について、公取委中部事務所の担当者は「モヤシや豆腐などの不当廉売に対し、中小事業者から取り締まりの要請が高まっている」と説明している。

 独禁法の警告は、違反とは認定できないが、違反の恐れがある場合に出される行政指導。【共同】

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