さまざまな感性で描かれた作品に見入る来場者=佐賀市天神の佐賀新聞社ギャラリー

 心療内科・精神科の多布施クリニック(諸隈啓子院長、佐賀市)のデイケア利用者らが、佐賀市天神の佐賀新聞社内にあるギャラリーで作品展を開いている。開院30周年を記念して取り組んだ。デイケア利用者が準備から関わってコーディネーターとして空間の演出を手がけ、個性を生かした絵画や書道作品など150点以上が並んでいる。5日まで。

 作品展は4回目。作品制作も取り入れた同院のデイケア活動を広く知ってもらうと共に、利用者の日頃の活動成果を披露する場として開いた。デイケア利用者が実行委員として参加し、初めて外来通院者からも作品を募り、手作りのギャラリーをつくり上げた。

 同院に20年以上通う馬渡康博さんは「(同院には)たくさんの思い出が詰まっている」といい、仲間と一緒に作品展のテーマを考え、感謝の気持ちも込めて「未来へつなごう 思い出とともに」に決めたという。

 会場に並ぶ絵画、書道、陶芸作品は外部講師を迎えてアドバイスを受けながら、思い思いに制作した。リオデジャネイロ五輪で活躍した日本人選手の勇姿や大輪の花火など最近の話題、季節に合わせた題材や、3~4人で協力して完成させた大作も多く並ぶ。実行委員の石橋はるなさんは「一気に描く人もいれば、考えに考えて描く人もいて個性がさまざまに表れた作品がそろった」と話す。

 開場は午前10時半~午後4時半(最終日は午後0時半まで)。入場無料。問い合わせは多布施クリニック、電話0952(24)9007。

このエントリーをはてなブックマークに追加