養護老人ホームとケアハウスを利用するお年寄りから戦争時の話を聞く塩田小3年の子どもたち=嬉野市の済昭園

 子どもたちが地域の高齢者福祉施設を訪ね、お年寄りから戦争体験を聞く学習会が8月26日、嬉野市の済昭園であった。塩田小3年の23人が施設を訪れ、養護老人ホームとケアハウスに入所しているお年寄り16人から、食べ物がない中での生活や、満州に渡っていた頃の話などを聞いた。

 グループに分かれ、それぞれで戦争体験を聞いた。満州生まれの女性が「冬には気温がものすごく下がる。北海道よりも寒い」と現地の過酷な環境を話すと、子どもたちは驚きの声を上げた。またB29による爆撃の話や、食べ物はイモご飯ばかりだった生活ぶりなどを聞くたび、子どもたちは驚いたりメモを取ったりしていた。

 同校の3年生は本年度から、済昭園のお年寄りと交流しており、2回目の交流として戦争体験を聞いた。緒方宗太朗君(8)は「おいしいご飯が食べられる今の自分は、昔の人に比べたらずっといい生活なんだと感じた」と気付きを話し、子どもたちと交流した女性(86)は「こんなににぎやかなのは久しぶりで楽しいね」と目を細めていた。

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