1日からホテルで提供される有田焼を使った朝食を考案した市川博史総料理長(右)と食ライターのマッキー牧元さん=東京・新宿の京王プラザホテル

■外国人宿泊客にアピール

 首都圏のホテルで提供される朝食を有田・伊万里焼の器で演出するイベントの第1弾が1日から、東京・新宿の京王プラザホテルで始まった。2020年の東京五輪・パラリンピックを控えて増加する外国人観光客に、佐賀が誇る焼き物を楽しんでもらい、ブランドのイメージアップにつなげる。31日まで。

 西松浦郡有田町と有田商工会議所、有田まちづくり公社でつくるプロジェクトチームが企画した。京王プラザは昨年12月、富裕層向けの上級客室クラブフロアがオープン。その宿泊客だけが利用できる専用ラウンジで提供する和食の朝食に有田焼を使う。客の外国人比率は75%を超える。

 メニューは市川博史総料理長と食ライターのマッキー牧元さんが考案した。ご飯や焼き魚、小鉢、漬物、みそ汁が染め付けの素朴な器に盛り付けられている。市川さんは「奇をてらわず、外国人に日本の風景を味わってもらうメニュー。ほとんど佐賀の食材で、特に真ん中に置いたのりは他のホテルに負けない」と語る。

 朝食企画と合わせ、館内9店舗のレストランやラウンジで提供するランチやディナーにも有田焼が使われる。古伊万里のテーブルコーディネート展示や器の販売会もあり、佐賀の焼き物づくしの1カ月となる。

 有田町商工観光課の深江亮平主査は「創業401年目の挑戦として2020年まで『ようこそ日本の朝食へ』と題し、さまざまなホテルで朝食イベントを展開していく」と意気込む。

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