九州防衛局職員に質問する柳川市民=柳川市民会館

 佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画を巡り、九州防衛局は2日、一部飛行ルートが想定されている福岡県柳川市で住民説明会を開いた。約260人が参加し、駐屯地整備完了時期や、自衛隊との共用を否定している公害防止協定付属資料に対する認識を尋ねる質問が出た。

 佐賀市川副町で7月29日に開かれた説明会と同様に約2時間にわたり、防衛局の市川道夫企画部長が配備計画の概要を説明し、質問に答えた。

 質疑で、最初に男性が「オスプレイの体験搭乗をできないか」「2018年度末の機体納入に駐屯地整備は間に合うのか」と尋ねた。市川氏は体験搭乗は難しいとしつつ、米軍との間で米オスプレイのデモフライトを調整していることを伝えた。整備時期は「間に合わせたい」と述べるにとどめた。

 別の男性は自衛隊との共用を否定している付属資料の認識をただした。市川氏は「協定を結んでいる当事者ではないので答えるのは不適切」とした上で、「佐賀県は漁協に対し、防衛省から提案があった以上は検討せざるを得ないとの考えを示している」と説明した。

 このほか、「柳川市は観光で売っている。米軍機が来れば安全安心が損なわれる」「柳川市にはデメリットしかない」「配備に賛成」など賛否の意見が出た。

=オスプレイ 配備の先に=

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